エピグラフとかエビピラフ 1/まず画家なのだ

でも、皮肉に、批評的に、分析的に絵画の慣習をとり扱うために描かれる絵画と、慣習をうけいれつつも、できるかぎりその慣習から自由であるような物理的、視覚的リアリティをつくり出そうとする絵画では大きく異なります。そういうことでしょうか?(ロバート・ストア)
まったくそのとおりです!私の作品は理論的慣習や絵画自体の分析とは関係しません。でも彼らの意図はちがうのです。今おっしゃったことはとても正しい。だから、私は自分の作品に押しつけられたそういう意図とか動機を、すべて拒絶してきたのです。(ゲルハルト・リヒター)


我々は絵が好きなのだ。アーティストである前に、まず画家なのだ。
引用は『増補版 ゲルハルト・リヒター 写真論/絵画論』(淡交社)から、2001年のロバート・ストアによるリヒターへのインタヴュー。

夏目漱石vs.芥川龍之介

俳誌『新・黎明俳壇』の第4号(2021年9月)が発行されました。今回の特集は「夏目漱石vs.芥川龍之介」ということで、ちょっと力入りましたよ。僕が鑑賞した句は、

 白き皿に絵の具を溶けば春浅し 漱石
 葡萄嚙んでで秋風の歌を作らばや 龍之介

お求めはAmazon、書店にて。黎明書房から取り寄せることもできます。
黎明書房営業部
eigyo@reimei-shobo.com
052-962-3045

岡本匡史/山本真也 展

岡本匡史との二人展、今年もやります。ギャラリートークは中日の9月12日(日)に開催、参加費無料です。コロナ対策のため、予約制とさせて頂きます。soujukaiten@gmail.com までご連絡下さい。

双樹会展ー関西美術院の作家ー岡本匡史/山本真也
【会期】2021年9月7日(火)〜9月19日(日)/13日(月)休廊
【時間】11時~18時/最終日は〜17時
【ギャラリートーク】12日(日)17時〜18時/参加費無料
【会場】アートギャラリー博宝堂
【会場住所】〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町91-99
【会場TEL】075-771-9401
【会場URL】http://hakuhou-doh.com
【最寄り駅】地下鉄東西線東山駅より徒歩7分

俳句de散歩ー京都五七五ーPART2

いつでも行けると思うといつまでも行かないのが人情で、と言うか僕の怠惰な性情で、近くて遠い名所がたくさんですが、そんな折、毎月一回京都のあちこちを吟行する「第五の会」に参加するようになり、俳句と人生及びこの街の先輩方に先導してもらって、歩き、詠み、食い、飲み続けるうち、こんな一冊ができました。
第五の会編『俳句de散歩ー京都五七五ーPART2』は句集であり、京都歩きのガイドブックであり、京都をテーマにしたエッセイ集であり。(途中からこういう状況になったので、コロナ禍の生活・創作記録でもあり。)それから僕は、表紙絵と巻末に著者面々のイラストを描きました。さて、表紙絵のモチーフは何でしょう?
大阪生まれの僕にとって、京は永らく「通行人にいけずする街」でしたが、地の人と親しくなり、風物を味わうようになり、第五の会に加わって、「俺の街、宝石箱みたいやん。やっぱ京都さすがやで」と思うようになりました。すっかり京都人どす。でもサンガじゃなくて阪神応援してるで。頑張れ佐藤!
『俳句de散歩ー京都五七五ーPART2』は北斗書房より刊行、1200円です。お求めは utsunomiya@kikaku-sou.co.jp まで。

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